亜鉛不足は口内炎になりやすい!?亜鉛と口内炎

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口内炎の原因には煮た民不足など、栄養面での問題も多く、その中でも特にビタミンBなどは不足すると口内炎になりやすいと言われ、口内炎予防を謳ったビタミン剤などは主にビタミンBを主成分としているものが多いです。しかし、ビタミンB以外にも口内炎に係るビタミン、ミネラルなどは多く存在し、その中でも最近は亜鉛の存在が注目されています。

牡蠣口内炎

 

亜鉛と口内炎の関係とは!?

そもそも亜鉛とは

そもそも亜鉛とは、亜鉛族元素の一つで人体にとっては健康に欠かせない重要なミネラル成分の一つです。亜鉛は人体に2,000種類以上ある酵素のうち約300種類の組成に係わり、また細胞内でのエネルギー生成や細胞分裂、細胞同士を接合するためにも欠かせない栄養素です。
また、免疫を正常に保ったり、味覚、精子の生成などにも欠かせないほか、うつ病やアルツハイマー病の発症原因として亜鉛不足がある場合もあります。
亜鉛が欠乏すると、口内炎の他、味覚障害・皮膚炎・脱毛・性機能障害などが起こるほか、ランニングなどの足底圧力や人工透析による溶血が起こることがあり、重要なミネラル成分です。

亜鉛は、食品ではカキ(牡蠣)や牛肉や豚肉、レバーなどの肉類、卵、胡麻、ワカメや海苔などの海草、ブロッコリーなどに多く、特にビタミンCやクエン酸を含む食品と一緒に摂取すると体内での吸収がよくなりオススメです。
逆に、市販されている加工食品などに多く含まれるリン酸塩、ポリリン酸、フィチン酸、グルタミン酸ナトリウムなどは亜鉛の摂取を阻害したり体外へ排除したりするので注意が必要です。

亜鉛の一日の必要摂取量は厚生労働省が30~49歳の男性で一日10mg 程度を推奨しており、これは牡蠣であれば、80〜90g、牛肉であれば200g程度、鶏もも肉なら500g程度を食べないと摂取できません。食事で全てを取るよりもうまくサプリメントなどを活用することも大切です。
亜鉛は人体にとって不可欠なミネラルですが、人体が作り出すことが出来ないので、食事、もしくはサプリメントや薬から摂取することが必要です。

口内炎と亜鉛の関係

亜鉛は細胞の生成に欠かせないのは上記で記したところですが、特に口腔粘膜の健康に重要なミネラルで、亜鉛が欠乏すると口内炎や口内粘膜の荒れなど、様々な症状を引き起こします。
また、口内のウィルスや細菌の繁殖も口内炎の重要な原因のひとつですが、免疫を司る亜鉛を摂ることにより抑えることができ、口内炎の予防や治療に役立ちます。
亜鉛の摂取が十分であれば、タンパク質の形成力も高まり、口内炎の治りを早くできることも期待できます。

 

亜鉛を含む薬・サプリメントは

プロマックD錠剤(亜鉛含有胃潰瘍治療剤)

プロマック錠は本来胃潰瘍の治療などに処方される薬ですが、口腔内も広くは胃粘膜の一部位でありることから口腔内の潰瘍であるアフタ性口内炎にも効果があるとされています。亜鉛を補給し、粘膜の補修をすることが目的で、特に抗がん剤の副作用による口内炎に効果が高く、プロマック錠とアルギン酸を混ぜたうがい薬を使用されることも多々あります。
プロマック錠の口内炎に対しての効果は、潰瘍のある部位にくっついて、粘膜を保護するように覆い、潰瘍を修復することで、亜鉛の効果は副次的なものとなりますが、亜鉛欠乏による病の治療に用いられることも多く。また副作用が少ないのも特徴です。
ただし、現在、このプロマック錠の適用は胃潰瘍の治療のみとなっているので、口内炎での使用は医師の判断によるところとなります。

口内炎における飲み薬のイメージ

ノベルジン(亜鉛含有胃潰瘍治療剤)

国内で初めて亜鉛不足の治療薬として承認された薬です。本来ウィルソン病(肝レンズ核変性症)という先天的に銅の代謝・排泄がうまくできない病気用に食物からの銅吸収を阻害し排出する薬です。
これまで亜鉛欠乏症(低亜鉛血症)に対する保険適応の薬はありませんでしたが、2017年に亜鉛不足

サプリメント

亜鉛は食品で摂取しようとすると、約30%程度しか、摂取されないといわれています。そのため、食品で亜鉛を十分に摂取しようとすると、牡蠣や肉を多量に取らないと難しいとなります。そのため、亜鉛を効率的に摂取するにはサプリメントが一番現実的です。
亜鉛のサプリメントで危険視されることは、過剰摂取です。亜鉛の上限摂取量は成人男性で40~45mg、女性で35~40mgとされていますが、この上限量を長期間にわたり摂取することで、頭痛、発熱、倦怠感、肝機能障害、神経障害などが起こることがあります。また、亜鉛の摂取が多くなると、同じミネラル成分で同じく健康上不可欠の「銅」や「鉄」の摂取を阻害しすることにもなります。
しかし、しっかり容量・用法を守って過剰摂取さえ気を付ければ、亜鉛は安全なサプリメントです。

★ベジタリアンや高齢者は亜鉛欠乏に注意

通常、亜鉛の1日必要量は、男性で約10mg、女性で8mg(妊娠・授乳中だと10〜11mg)程度とされており、ごく普通の食生活をしていれば、健康に害をなすレベルの亜鉛欠乏にはなりにくいとされていますが、タンニンや多量の食物繊維を摂ると亜鉛・鉄・銅などの吸収が低下することがあり、また、亜鉛自体が肉類、貝類などに豊富なことから、ベジタリアンの方などに亜鉛欠乏を起こす人がいます。また、汗を多くかくと汗からの亜鉛の排出が進み、亜鉛欠乏に繫がることがあります。
また、ベジタリアンでなくても高齢者などは肉類の摂取が減り、亜鉛欠乏になる場合が増えます。

★過剰摂取に注意

通常、亜鉛は含有量が多い牡蠣などでも上限摂取量は2個以上で、普通の食生活だと過剰摂取になることはほとんどありません。しかし、サプリメントなどを使用することで過剰摂取になってしまうケースもあり、副作用で吐き気や、腹痛、低血圧などになることがあります。成人男性で40~45mg、女性で35~40mgが上限摂取量ですが、サプリメントでは容量・用法を守ってください。

 

亜鉛を含む食品

亜鉛を多く含む食品です。海産物や肉類、また大地のミネラル分を蓄えやすい、豆類、穀物などに多く含まれる傾向にありますが、やはりダントツなのは牡蠣です。

牡蠣(カキ)・・・13.2mg

ビタミン豊富な牡蠣

亜鉛を含む食品でもダントツに多いのが、牡蠣です。ちょっと大きめの牡蠣であれば、5個ほどで、一日の必要摂取量を取ることができ、地球上で最も亜鉛含有量が多い食品です。牡蠣は亜鉛だけでなく、ビタミンBやグリコーゲンなど様々な栄養成分が豊富で海のミルクとも呼ばれています。
亜鉛は、ビタミンCやクエン酸と一緒に摂ると、キレート作用により吸収されやすくなるので、生牡蠣に添えられているレモンなどの柑橘類は非常に理に適った食べ方といえるでしょう。

小麦胚芽・・・15.9mg

小麦胚芽とは小麦の胚芽部分のことをいい、通常小麦粉として食されている小麦の胚乳よりも栄養価がはるかに高いのが特徴です。しかし、反面、小麦全体の2%程度しかなく約1万粒の小麦からスプーン1杯程度しか取れないと言われています。フランスでは「栄養の宝石(Nutritional Jewel)」と呼ばれています。
栄養面では、ビタミンEやカリウムやリンが多く含まれ、亜鉛も15.9mgと牡蠣を上回る多さです。(ただし小麦全体としては牡蠣よりずっと少なくなります)しかし、牡蠣100gを食べるのは容易ですが、小麦胚芽を100g食べるのは大変です。
小麦は大地からミネラル分を吸収しそれを胚芽に蓄えるため、育った土地により配合量も変わってきます。日本より、欧州で育った小麦の方がミネラル分が多く、亜鉛も多く含まれる傾向があるようです。

牛肉(ビーフジャーキー)・・・8.8mg

肉の中でも牛肉は亜鉛が多く含まれています。特に脂身より赤味の方に亜鉛が多く含まれ、赤身を加工したビーフジャーキーは分含有量が多いです。しかし、焼き肉、ステーキなどを火を通したものも十分亜鉛が含まれています。
牛乳やチーズなどの乳製品にも亜鉛が多く含まれています。

かぼちゃの種(パンプキンシード)・・・7.7mg

かぼちゃ植物の種、豆類は全体的に亜鉛が多く含まれる傾向がありますが、特にかぼちゃの種には多く含まれています。
かぼちゃの種を食べるとは日本人にはあまり馴染みがありませんが、海外では日常的に食べる地域もあり、スープやサラダに入れても食べられます。
かぼちゃの種の健康食品などもありますが、かぼちゃを料理で使った後で、種も別に料理するのもいいかもしれません。

豚レバー・・・6.9mg

ビタミン豊富なレバー肉の部位の中でも特にレバーには多くの亜鉛が含まれます。肉の他に、魚の白子など、内臓系の食品には多く亜鉛が含まれる物が多いですが、豚レバーはその中でも特に手に入れやすく、料理も容易な豚レバーは身近な亜鉛摂取食品としてオススメです。

抹茶・・・6.3mg

意外かと思われますが、抹茶も亜鉛が多い食品です。抹茶だけで必要量を摂取することは難しいですが、抹茶入りの飲料などを飲むことで少しづつ補えるので、隠れた亜鉛補給食品です。

★亜鉛をたくさん摂れるオススメレシピ

牡蠣とエリンギのレモンガリバタソテー

牡蠣とエリンギのレモンガリバタソテー亜鉛たっぷりの牡蠣と亜鉛の吸収を助けるクエン酸たっぷりのレモンが亜鉛の効果をパワーアップ!ガーリックバターでさっとソテーし、仕上げにもガリバタレモンを加えて香りとコクがUPします!

→レシピ(外部サイト)

 

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