ただの口内炎じゃない?悪い口内炎の見分け方

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口内炎といってもその原因は様々です。一般的な口内炎であるアフタ性口内炎やカタル性口内炎であれば痛みなどはあり、胃腸の調子やストレスなどが原因ではあるものの、それ自体はそれほど深刻に考えるものではありません。
しかし、口内炎の中には、深刻な病気を原因とし、深刻な病のシグナルであることも少なくありません。
そのような悪い口内炎と、一般的な口内炎の違いを知ることで病を探知し早期発見に繫がることにもなります。

病院イメージ

口内炎を伴う主な病気

感染による病気
ヘルペス、帯状疱疹、ヘルパンギーナ、手足口病、麻疹、風疹、梅毒・淋病など

口腔内の常在菌が異常増殖したりウイルスや細菌、真菌に感染することで口内炎になります。口内を清潔に保つことで防げる場合もあれば、他の病気などが原因で免疫力が落ちることが原因であったり単純に感染を抑えれば良いというだけではないことも多いので注意が必要です。

全身性の皮膚疾患
尋常性天疱瘡じんじょうせいてんぽうそう、類天疱瘡など

口腔内の常在菌が異常増殖したりウイルスや細菌、真菌に感染することで口内炎になります。口内を清潔に保つことで防げる場合もあれば、他の病気などが原因で免疫力が落ちることが原因であったり単純に感染を抑えれば良いというだけではないことも多いので注意が必要です。

医療行為・薬物による影響
癌などの治療による抗がん剤・放射線治療度なの医療行為の影響で。

自己免疫疾患による病気
ベーチェット病、クローン病、全身性エリテマトーデスなど

免疫機構、白血球などが自らの細胞などを攻撃し、僅かな傷が口内炎を引き起こします。詳しいメカニズムがまだ分かっていないことが多く、中にはベーチェット病のように失明を引き起こしたり重篤な症状を伴うこともあるので注意が必要です。
普通のアフタ性口内炎のようにみえても、大きかったり、繰り返すようであれば注意が必要です。

口腔癌
厳密に言うと、口腔癌の症状を口内炎と間違えることが多く、口内炎とは異なります。
初期のものではほとんど症状がみられないのが特徴の口腔癌ですが、50歳以上の人や喫煙者などに多いと言われています。口内炎に似た症状となりますが、しこりや出血、ただれや斑点状の症状をを伴ったりする場合は口腔癌も疑われることもあるので医療機関での診察を受けて下さい。
筆者も以前、喉近辺にできた口内炎を口腔癌と疑われ大学病院で検査を受けたことがありますが、それだけ実は身近な症状であるとも言えます。

 

こんな口内炎は要注意!?悪い口内炎かも

 

普通の口内炎
普通の口内炎とは一般的にアフタ性口内炎と呼ばれる物で、患部が白くえぐれ、境界が赤く炎症を伴うアフタと呼ばれる状態になるものです。
ヘルペスウイルスによるアフタ性口内炎やアレルギー疾患によるものは原因が特定できていますが、いわゆる一般的な口内炎である慢性再発性アフタの原因はストレスやウィルス、ビタミン不足、胃腸障害などが考えられますが、そのメカニズム、直接の原因ははっきりいていません。近年では自己免疫疾患の一種であるとの考えもありますが、特に長引いたりせず自然にしていても1〜3週間で治るようであればそれほど問題視しなくても良いでしょう。

悪い口内炎

ぷっくりとふくらんだ口内炎
普通の口内炎とにている感じですが、患部がぷっくりと膨らんだようになる口内炎は天疱瘡の可能性があります。ふくらむだけではなく、みずぶくれのようになる場合もあり、中にはその水ぶくれが潰れ、大きな口内炎になることもあります。このような状態になったらすぐに皮膚科や口腔外科などを受診してください。

大きな口内炎
普通のアフタ性口内炎とにて、少しくぼんで白くなっている感じですが、患部が直径1cmもあるような大きな口内炎はベーチェット病などの可能性が疑われます。
ベーチェット病は免疫疾患の一つで血液中の白血球が暴走し口腔内の少しの傷にも過剰反応するため口内炎ができ、それも大きく治りにくいの特徴です。
このような大きな口内炎になったらすぐに皮膚科や口腔外科などを受診してください。

小さな口内炎がたくさんできる
免疫の低下などによりヘルペスウィルスが増殖した場合、小さな口内炎がたくさん、ひとかたまりになってできることがあります。この場合、ヘルペスウィルスが増殖し免疫の低下が起きた原因が問題となります。悪性リンパ腫や白血病などの血液の癌、糖尿病などでこのような状態になりやすく、特に繰り返すようであればすぐに皮膚科や口腔外科などを受診してください。

口内炎を何度も繰り返す
口内炎になりやすい人は日常的に年に何回も口内炎になったりするものですが、普段あまり口内炎にならない人が短い間に口内炎を繰り返したり、またなりやすい人でも、その頻度があまりに頻繁な場合は医療機関の診察を受けた方が良いでしょう。
特に、同じ場所に何度も繰り替えす場合は注意が必要なのですぐに皮膚科や口腔外科などを受診してください。

 

悪い口内炎の時は何科を受診したらいいのか?

通常の口内炎の場合なら近くの歯科などでも診察や治療が可能なのですが、上記のような通常とは違う口内炎の場合、歯科では適切な診察、治療が困難な場合があります。その場合でも最初は歯科に診てもらっても構いませんが、結局別の医療機関を紹介されることとなると思います。
悪い口内炎だと思ったら、最初から皮膚科や口腔外科などを受診することをオススメします。
発熱や、その他の皮膚症状がみられる場合は内科や皮膚科に行くことをオススメしますが、自覚症状が口内炎だけの場合はとりああえず口腔外科や耳鼻咽喉科でもいいでしょう。

 

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