口内炎を引き起こす病気

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口内炎には口内炎の原因で解説した原因の他にも病気を原因としたものがあります。
これら病気を原因とした口内炎はアフタ性口内炎など、単純に細菌やビタミン不足を原因とした口内炎とは違い、原因となった病そのものの治療を行わないと、治らなかったり、治ってもまたすぐに再発したりと対処療法が通じません。
そして、中には生命を脅かす疾病の症状として口内炎が現れる場合もあり、口内炎といっても侮ることができないのです。
単純な口内炎ではないな?と思った時にはしっかりと医療機関を受診することが大切です。風邪

口内炎が症状として現れる主な病気

症状として口内炎を引き起こす病気は少なくありませんが、免疫の低下による症状としての口内炎を引き起こされる場合、重篤な病気である場合も少なくありません。
普段とは違う口内炎の症状が見られた場合や、3週間以上治らない場合などは早めに医療機関を受診することが大事です。

ベーチェット病

ベーチェット病とは、日本の特定疾患に指定されており、慢性の全身性炎症性疾患で、アフタ性口内炎、外陰部の潰瘍、眼症状、皮膚症状などを主症状としまた副症状として消化器症状、神経症状、血管炎症状などが出る場合があります。
はっきりとした原因はわかっていませんが遺伝要因と環境要因が相互に関与していると言われています。診断としても、上記の症状を複合的に診て診断するしかありません。。
20代〜30代に発症しやすく、女性より男性の方が重篤になりやすいといわれています。
ベーチェット病による口内炎は口腔内アフタ性潰瘍ともよばれるアフタ性口内炎で、治っても何度も再発を繰り返すことがあります。またベーチェット病には症状が活発な活動期と症状が収まる非活動期があり、口内炎も活動期により活発に発症します。
アフタ性口内炎が繰り返し発症する場合、ベーチェット病を疑い医療機関を受診することをお勧めします。

 

ヘルパンギーナ

手足口病6月〜8月にかけて流行する夏風邪の一種で1〜5歳の乳幼児にに多見られます。、突然の高熱と共に、喉に小さい口内炎が多数できるのが特徴の病気です。
潜伏期間は、3〜6日で、対処法としては医療機関で診察をうけ、家庭では口内炎の痛みをすこしでも軽減できるよう食事などに工夫をするなどの対処しかありません。
主に「コクサッキーウイルスA群」というノンエンベロープウイルスの一種が原因とされていますが、くしゃみなどや会話の際に感染する「飛沫感染」と、「接触感染」が主な感染経路です。このノンエンベロープウイルスはアルコール消毒剤や熱に対する抵抗力が高く、普通のアルコール製剤では感染防止に不完全ですが、最近では「酸性アルコール消毒剤」というエンベロープウイルスにも効果のある消毒剤もあります。

 

手足口病

ヘルパンギーナ同様夏季に流行するウイルス性の感染症です。「エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」というウィルスが主な原因ウィルスですが、その中でも種類が複数あるので、一度かかって、免疫ができた後でもまた別の種類のウィルスにかかることで何度か発症することがあります。ヘルパンギーナ同様ノンエンベロープウイルス原因です。
5歳未満の小児が80%を占め子供の病気と思われがちですが、大人にも発症することがあります。
潜伏期間は、3〜6日で、発熱や口内炎や手のひら、足の裏、足の甲などにできる水疱性の発疹がなどが主な症状で。口内炎がもとで食事がなかなか摂れないことがあるので、お子さんが食べやすい柔らかい食事を用意してあげることが大切です。

 

癌(ガン:悪性腫瘍)

癌が進行すると自己免疫機能が低下し口内炎ができやすくなります。
また、多くの癌患者は治療中に抗がん剤などの作用で口内炎ができやすくなります。一説には癌治療患者の80%は口腔内に口内炎などの疾患ができ、アメリカなどでは癌患者への口腔内のケアが一般的に行われています。
また、癌の中でも口腔がんなどの潰瘍やびらんは口内炎と区別がつきにくい物もあります。
かくいう筆者も以前口内炎を癌と疑われ精密検査したことがありました。

糖尿病

糖尿病になると膵臓からインスリンがうまく分泌されず、高血糖状態になります。そのため細い血管で血流が悪くなり、白血球の働きが低下し免疫力が落ちてしまいます。その為、糖尿病になると口内炎ができやすくなるのです。
口内を清潔にし、きちんと対処すれば口内炎一つ一つが良くなったり、少し、出来ずらくなったりはしますが、根本的には糖尿病の基本治療をしっかりとしていかなければなりません。

 

HIV/エイズ

エイズ(後天性免疫不全症候群:AIDS)とは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって引き起こされる疾患でHIV感染症のことを指します。日本で主に流行しているのは1型といわれる種類で他にHIV2型があります。性感染、血液感染などが完全源でHIV感染症は自然治癒はせず、薬剤治療でも根治はできません。
しかし現在ではHIV感染症の治療薬剤は多数開発されていて症状を抑えたまま死に至るまでの感染者の数は大幅に減りました。しかしHIV感染症を根治することはできないため、現在の所生涯薬をのみ続けなければなりません。

HIV感染症は、5年前後で症状を現すことが多く比較的初期段階から免疫機能低下のサインとして口内炎などが現れることがあります。
HIV感染症の口内炎の場合、特に口腔カンジダになることが多く免疫力がかなり低下している状態であることが予見できます。抵抗力が弱っている状態で顕在化する疾患ですので口腔カンジダの疑いがある場合、早急に医療機関への相談をすることが必要です。

 

こんな口内炎は要注意!悪い口内炎のはコレ

上記のように口内炎を引き起こす病気は様々。そんな悪い口内炎を見分けて、早く適切に医療機関に診察に行きましょう。

→ただの口内炎じゃない?悪い口内炎の見分け方

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