睡眠時の口内ケア

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口内炎にとって睡眠時の口内環境を考えることは大切です。
一晩寝て起きてみたら口内炎が悪化していたという経験をした人も多いでしょう。
睡眠時には口内が乾燥しやすく、口内細菌が増殖し、口内炎の原因細菌も活発化します。
睡眠時の口内環境を改善することで口内炎の予防や治療の手助けになることもありますので、睡眠時の口内ケアを考えてみてください。睡眠時のドライマウス対策イメージ

睡眠時のドライマウス対策

睡眠時の口内の乾燥(ドライマウス)の一番の原因は、口呼吸によるものです。普段日常的にはキチンと鼻呼吸できている場合でも、睡眠時には口呼吸になっており、また一人暮らしなどで自分が寝ている時に口呼吸なのか鼻呼吸なのかよくわからない・・・なんてことも。
口呼吸で寝ることで、口内が乾燥しドライマウスになりやすく、そのため口内炎になりやすくなるだけではなく、風邪をひきやすくなったり、口臭も強くなったり、また見た目にもみっともないですね。それに、口呼吸の寝ている人の多くはいびきをかきやすい傾向にあるようです。

鼻づまりなどで、鼻呼吸がしづらい場合

鼻詰まりの原因はいくつかありますが、鼻炎(副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎)などで粘膜や鼻粘膜が炎症を起こし腫れてくるため鼻がつまるものなどがあります。また、鼻中隔弯曲症や鼻たけ(ポリープ)などによる鼻詰まりもあります。
これらの症状による鼻詰まりは根本的にはそれら疾病の治療を行わないと改善しないと思います。

また別の原因として「アデノイド」によるものがあります。アデノイドは、鼻の奥にあるリンパ組織で、ここが肥大することにより鼻呼吸がしづらくなります。子どもの鼻づまりの原因として多いものです。

そもそも鼻はごくごく自然な状態で、片側の鼻は常時詰まっていて数時間単位でまた逆の鼻がつまり、それまで通っていた鼻がこんどは詰まるというようにネーザルサイクルといわれる生理的現象を繰り返しています。

しかし、なんらかの理由で左右両方の鼻が詰まっていたり、いつも同じ側の鼻がつまっている場合は鼻だけでは呼吸がしずらく、普段、または睡眠時には特に、口呼吸になりやすくなります。

副鼻腔炎など明確な理由がなくても鼻がつまる場合、以下のような解消法があります。

1.  睡眠時の環境を清潔にする

明確にアレルギー性鼻炎などの診断が出ていなくてもホコリなどが多い場所で就寝すると鼻がつまる場合がありますホコリの粒子で鼻腔が刺激されることで血流が滞り鼻がつまります。
睡眠する場所は床に近いところにある場合が多く、ホコリを吸いやすい環境にあります。睡眠環境を改善し、ホコリを溜めないように掃除を心がけることが大切です。

2.  寝る前に鼻づまり解消呼吸法をする

ちょっと大変ですが、鼻づまり解消の呼吸法があります。

1、息を思いっきり吐きだす
2、すべて吐き出したところで息を止める
3、息を止めたままゆっくり頭を上げて上をみる
4、そのまま今度は下を見て顎を首につける
5、限界まで我慢したら息を吸う

これをすることであら不思議、鼻の通りがよくなっていることでしょう。
呼吸を苦しくすることで、身体が本能的に呼吸しやすくなるようにするのです。

3.  鼻を温める

温めたタオルやカイロなどで鼻を温めます。コツは低温やけどしないように適度に温かい程度の温度で鼻の上の方までゆっくり温めることです。

4.  脇にペットボトル(500ml)を挟む

右の鼻が詰まっている時は左の脇の下、左の鼻が詰まっている時は右の脇の下にペットボトル(500ml)を挟みます。脇の下の交感神経が刺激され、鼻の血流が正常になり鼻詰まりが解消されます。

5.  鼻炎などに効く漢方薬・お茶

漢方薬などには鼻炎に対して効果があるものもあります。西洋医学の薬とは違い漢方は副作用が少なく安心して使用出来ますが、とはいえその服用は東洋医学独特の方法論から成り立っていますので安易に服用するのも考え物です。また、副作用が少ない反面 その効果が表面化するのは時間もかかり数ヶ月から数年の長期間に渡り服用しつづけることが必要になってきます。
しかし、西洋医学とちがい体質を根本から改善する作用を重要視しているので、鼻づまりそのものが改善する作用を期待できます。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

鼻炎、アレルギー性鼻炎に悩む場合の代表的漢方です。アレルギーそのものに効くわけではありあmせんが、花粉症などの鼻炎の症状緩和、慢性的な水っぽい鼻水を伴った鼻づまりに効果があります。

 

葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)などの慢性的な鼻炎に効き、特に何もないのに常に鼻がつまっているような、鼻腔内の炎症に効果があります。蓄膿症を伴った濃い粘りけのある鼻水が主な症状の場合や鼻水は出ないけど鼻はつまるような場合、またお風呂に入ったあとに症状が改善するような鼻炎に処方されます。

 

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)などの慢性的な鼻炎に効き、特に何もないのに常に鼻がつまっているような、鼻腔内の炎症に効果があります。蓄膿症を伴った濃い粘りけのある鼻水が主な症状の場合や鼻水は出ないけど鼻はつまるような場合、また慢性扁桃炎にも処方されます。筆者は慢性扁桃炎に処方され半年ほど飲んでいた経験があります。

 

甜茶(てんちゃ)

中国茶の一種の甜茶はGODというポリフェノールの一種がヒスタミンの過剰な分泌を抑制し、鼻水、鼻づまりの原因となる炎症を鎮め、特に花粉症などのアレルギー性鼻炎対策として飲まれることが多い、近年注目の健康茶です。
その名の通り甘いお茶で、中国では甘い味のお茶全般を甜茶と呼んでいます。そのためバラ科の甜葉懸鈎子、ユキノシタ科の臘蓮繍球、アカネ科の牛白藤、ブナ科の多穂石柯葉の4種類の甜茶が知られていますが、この中で鼻炎に効果のあるものはバラ科の甜葉懸鈎子を原料とした茶のみとなります。

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口唇を閉じる力が弱い。口呼吸が癖になっている。

いびき口呼吸の原因として単純に口唇を閉じる力が弱かったり、口呼吸が癖になっている為というのがあります。
顎の力が衰えてきたり、また顎の力は正常で、鼻詰まりがなくても寝ているとついついより呼吸が楽な口呼吸になってしまう人は多いのです。
顎の力を鍛えるのには日常的に食事の際はよく噛み、普段から口を閉じる癖をつけることです。
顎の力が弱く口呼吸をしている人は睡眠時以外も口呼吸になってしまうことが多いのです。

また、癖で口を開けている場合、睡眠時という無意識の間で口を閉じていられように器具やグッズで矯正する必要があります。
しかし、単純に癖で口呼吸になっている場合、鼻詰まりや顎関節が弱いなどの理由がある場合より時間はかかりますが、比較的確実に矯正することが可能です。

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舌の位置が下がり喉を閉鎖させる

何もしていないときと、何か物を飲み込むときには、舌は上顎にぴったりとくっ付いている状態であるのが正しい下の位置とされています。口内の上あごにある「スポット」と呼ばれる少しへこんだ場所に舌先がはまる様に自然に収まっているのが正しい配置なのですが、この位置が悪く、特に寝ている時に舌が喉の方に落ちていくと舌が気道を圧迫し余計に口呼吸を促してしまい、また大きないびきの原因にもなります。

 

普段から下の位置を正しく置くことを意識する

舌を上顎にぴったりとくっ付いている状態を普段から維持し、舌の筋肉を鍛えることが大事です。舌の筋肉が衰え正しい位置に舌が維持されないと、口呼吸になりやすい以外に、出っ歯になりやすくアデノイド顔貌になりやすくなり、また受け口になったり美容面でもマイナスです。

アデノイド顔貌とは現代人の多くみられる顔貌で本来 咽頭扁桃とも呼ばれる鼻腔の奥にあるリンパ組織 アデノイドが肥大することで、顎が発達せず華奢になり、上顎が突き出るような顔貌になることです。しかし、現代ではアデノイドが肥大していなくても、舌や顎の筋肉の低下でこのような顔貌になりやすくなります。
特に成長期に口呼吸が常態化しているとアデノイド顔貌になりやすく、その結果出っ歯などの美容面だけではなく、発音の不明瞭や歯並びの悪化などにも影響してきます。
こういった顔貌は大人になってからでは治らないので、小さいうちからしっかり親が口呼吸を改善するように注意しなくてはなりません。

→舌、顎の筋肉を鍛える「あいうべ体操」

 

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